一瞬だった2018年
明けましておめでとうございます。とみをです。
今日は遅ればせながら、2018年を振り返ります。
マレーシアに突如舞い降りた2018年
2018年1月4日から、マレーシアのIT関係の会社に契約社員として1年間働きました。
僕にとっての2018年を一言で言うと「行ってきマレーシア」です(笑えや)。
今までアジアの国々に全く興味がなかった私が、衝動的にマレーシアに行き(マレーシアに進出した動機は追い追い書きます)、良し悪しにかかわらずたくさんのことを経験しました。
今日は、2018年にマレーシアに行ってみて感じた事を書こうと思います。
1. イスラム教徒を知る
初めて、イスラム教の人々を目にしました。彼らと共に働くことでムスリム(イスラム教徒の人を指す)の習慣を知ることができました。
一日5回のお祈りや断食期間のラマダンなど、イスラム独自の文化の中で生活しました。
宗教をあまり身近に感じない我々日本人には、イスラム教に怖い印象を受けたり、彼らの宗教に対する姿勢に、すごく重たいというイメージがあると思います。
私もマレーシアに来る前までは、イスラム教に対して怖いイメージを持っていました。インターネットで事前に「イスラム国でやってはいけないこと」を出来るだけ調べた上、「左手を使ったらいけない」とか「宗教の話はなるべき避けるべきだ」などに気をつけ、マレーシアに来ました。
しかし、私の経験上そんなことは全く問題ありませんでした。
左利きの私ががっつり左手を使って飯を食べても注意されたことはないですし、イスラム教や政治について現地の人に聞いても、みんな快く説明してくれました。むしろ「興味を持ってくれてうれしい」と感謝すらされました。
僕は、この経験から事前に調べすぎるのは逆によくないと感じました。
自分自身の体験があってこその真理だと思います。
ネット上ではよくないといわれている情報でも、実際に行動し、体験してみないと何もわかりません。
メディアの情報に頼りすぎて、自分の行動や言動の幅を狭めてしまうことは非常にもったいないことだと実感しました。
2.仕事の価値観
アジア各国の社員と共に働く中で、仕事に対する価値観を広げることができました。マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム人等、彼らと共に働く社内は、いつも笑いに包まれていました。頻繁にジョークを言い合ったり、定期的にイベントを開いたりと社員が一丸となって楽しい社内環境作りに徹していました。そのような環境で働けたおかげで、仕事上でストレスを感じることは少なく、会社に行くことが楽しいと感じることができました。
しかし、語弊を恐れずに言いますが、仕事に対する姿勢は日本人の方が素晴らしいとも感じました。日本人の真面目で勤勉な性格はビジネスに向いている性格なのでしょう。仕事で自分を成長させたい人(起業する人は除く)は新卒からアジアで働くのはオススメしません。自分のキャリアを見据えつつ海外勤務志望の方は、日本で働いて駐在で海外に行くという形が良いです。「アジアで働く」に関しては別記事で深堀して書いていきたいと思います。
仕事に対する考えは人それぞれ、定時で帰ってプライベートを第一に考える人もいるし、仕事で成り上がりたいから厳しい会社で誰よりも働き、キャリアアップしたいと考える人もいます。今までの私は、「お金は本当に大事。人間は、お金を稼がないと生きていけない。ならば自分を成長させてくれる厳しい会社で働き、キャリア形成しない奴はダメだ」と思ってました。しかし、マレーシアでたくさんの国の人達と一緒に働くことで、皆それぞれ仕事に対する価値観があるのだと受け入れることができました。
3.背筋が伸びる
アジアでは、日本人が優遇されるみたいな話をよく聞きます。
例えば、日本人男性はベトナムに行ったらモテるとか店員の対応が良いように変わるとか。
しかし、1年間アジアの国々を訪れて、そのような事はあまり感じませんでした。
逆に、肌感で「僕ら日本人、このままじゃ人気なくなる」と感じました。メディア関連では韓国のKPOPが大人気、携帯なら安くて機能がいい中国のHuawei等、韓国、中国のグローバル化の適応力の強さをマレーシアではひしひしと感じました。
異国の地で生活をしていると、「吾輩は日本人である」アイデンティティを意識します。「日本は良い人だし、いい国だ」と言われたいものです。
日本人としての誇りを持つためにも、私達、若者一人一人が行動してグローバル化にどんどん溶け込んで行かないとダメです。
まとめ
マレーシアで生活したら
イスラム教という未知であった宗教を知る事で、異文化理解ができた。
たくさんのアジアの人々と働く事で、働くことについて多様性がついた。
日本人としてのアイデンティティを意識することができた。
結果、マレーシアいってよかったです。
お疲れ様です